士業転職ブログ

会計士・税理士などの士業の転職

公認会計士試験修了考査後の転職

東京の町並み


近年修了考査の難易度上昇(合格率低下)により修了考査合格したら転職活動しよう組の転職が減ったような気がしています。


昔より会計士の質が落ちたという人も中にはいるのですが、個人的にはそのように思うことは無く、単に合格しにくくなっているだけかと思います。


そこの議論はさておいて、修了考査が終わったら転職活動するのがいいのか、それとも合格後に転職活動するのがいいのかということを聞かれることも有りますが、結論から言うとどっちでも大丈夫です。


ただ、転職そのものは合格後の方が良いでしょう。


万が一修了考査落ちていた場合、転職先によっては試験休みが次に取れないケースもあるのと、後はコロナ後はやや採用難度が高まっているので、数年前ほど楽勝な転職マーケットでもなくなっています。
※それでも超売り手市場ですが。


新規で公開した公認会計士の転職事情についての記事でも記載しましたが、監査法人からの転職という点ではまずFAS等の会計系コンサルを目指す方も多いですが、ここへ転職するにあたって、昨今は会計士登録できる人じゃないと厳しくなった(4,5年前は試験合格者の状態でも転職できた)のと、監査3年だと短く、4,5年やっててほしい的なことを言われることも有るので、そういった意味ではしっかり修了考査合格してから転職すればよいかと思います。


修了考査合格発表前から転職活動しても問題ない理由としては、まず情報収集は早めにやっておいて損は無いからです。
これからどんどん繁忙期になっていくので転職活動どころではなくなります。


会計士に詳しいエージェントならその辺もよく理解しているので、そうしたことも加味した情報提供をしてくれます。


なので、早めに情報収集しておいて、その後仕事をしっかりやって合格発表を待ちつつ7月頃から転職活動で9月転職ぐらいがちょうどよいのではないでしょうか。